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この学校の玄関前に、壁が立っている。
その壁の上に朝の光が白んで見える。
いつかは、見上げてそっとため息をついた壁だ。

この壁は、私自身の障害。
泣こうがわめこうが、消えることはない。
けれど、この陽のあたる瞬間がこの壁にもあったじゃないか。
だったら、わたしにだって!
見つけ出そう、見つけに行こう。

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