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「じゃあさ、これから、少しずつでもいいから、
私のこと、わかって。」
弘人が微笑む。
「それで、私も、少しずつかもしれないけど、弘人のこと、知っていきたい。・・・手。」
弘人の手を両手で包み込む菜緒。
「そいで・・・」
「そいで?」
「・・・末永く・・・よろしく。」
「了解!」
あたりの目を少し気にしながら、弘人も菜緒の手を包み込んだ。
「ほんとだよね。人生だよ。生きてりゃいいこといろいろあるよ。」
「人は、見てくれや持ち物じゃないわ。心よ、心。」
菜緒の運転で江ノ島へ。
神社では菜緒と弘人は一つの絵馬に願い事を書いた。
『ずっと2人が幸せでいられましうように・・・☆』
『裕子ちゃんが世界一好き 甲
甲くんが安全で無事でいられますよう 裕子』
『俺にも幸せを!!』
「もっと言って。思い浮かべる。私がいられなかった、弘人の高校時代。
そこにいた気持ちになる。今だけでも・・・。」
そういい目を閉じる菜緒。
「ダメだよ。もしあんたがいたら、きっと姫だから、
俺なんて選んでないと思う。
だって俺なんかよりもっとカッコイイやつたくさんいたし、サッカー部とか。」
「違うよ。ちゃんとあなたを見つけたよ。どこでどうあっても。」
「弘人!私、諦めないからね!!
何があっても、どんなことがあっても、
弘人のこと、諦めないから!!」
「ねえ。
あの時僕は、一生君を、愛していける気がしたんだ。」
私のこと、わかって。」
弘人が微笑む。
「それで、私も、少しずつかもしれないけど、弘人のこと、知っていきたい。・・・手。」
弘人の手を両手で包み込む菜緒。
「そいで・・・」
「そいで?」
「・・・末永く・・・よろしく。」
「了解!」
あたりの目を少し気にしながら、弘人も菜緒の手を包み込んだ。
「ほんとだよね。人生だよ。生きてりゃいいこといろいろあるよ。」
「人は、見てくれや持ち物じゃないわ。心よ、心。」
菜緒の運転で江ノ島へ。
神社では菜緒と弘人は一つの絵馬に願い事を書いた。
『ずっと2人が幸せでいられましうように・・・☆』
『裕子ちゃんが世界一好き 甲
甲くんが安全で無事でいられますよう 裕子』
『俺にも幸せを!!』
「もっと言って。思い浮かべる。私がいられなかった、弘人の高校時代。
そこにいた気持ちになる。今だけでも・・・。」
そういい目を閉じる菜緒。
「ダメだよ。もしあんたがいたら、きっと姫だから、
俺なんて選んでないと思う。
だって俺なんかよりもっとカッコイイやつたくさんいたし、サッカー部とか。」
「違うよ。ちゃんとあなたを見つけたよ。どこでどうあっても。」
「弘人!私、諦めないからね!!
何があっても、どんなことがあっても、
弘人のこと、諦めないから!!」
「ねえ。
あの時僕は、一生君を、愛していける気がしたんだ。」
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