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ロビー
「太郎さんが書いた、脚本です。」とジェームス。
「何で、太郎が脚本書きちゅうがで。」と浜子。
「太郎さん、記憶が戻る直前に、鈴さんに結婚申し込むつもりやったがです。」
「・・・」
「けんどそういうのがわからんき、何て言っていいのかわからんき、僕に、台本作ってくれ言うて。」
「で・・結局自分で書いたんか?」と勝男。
「はい。 僕が、あとで手直しをする約束で。」
「太郎は・・あん子は・・鈴と一緒になりたかったーか・・」と浜子。
「鈴の思いは、届いちょったがやね・・」と泉。
「で・・読んでくれんかの。」と勝男。
ジェームスが脚本を読む。

『港にたたずむ鈴。
 そこへ、口笛を吹きながらやってくるワシ。
 ワシは、コートの襟を立てちょります。
 鈴がこっちを見ました。
 鈴:太郎ちゃん、こんなところに呼び出して、何の用や。
 ワシ:今日は、大事な話があるちや。
 鈴は、びっくりした顔をしました。
 ワシはそこで、タバコに火をつけます。
 タバコの吸いすぎは、体に毒やき!と、鈴は怒りました。
 ほんで、ワシはすぐに海にタバコをポイと捨てました。
 ほいたら、タバコを海に捨てたらイカンやろ!
 と、鈴は又怒りましたので、海からすぐにタバコを拾い、
 ごめん、と言いました。
 今日は、鈴の言うことを聞かんとダメだからです。
 なぜならそれは・・これから鈴に、結婚を申し込むからです。
 ワシ:話というのは、これからのワシらの将来のことちや。
 これでピンと来ると思います。
 鈴・太郎ちゃん、もしかして・・
 鈴は、びっくりしています。
 ワシ:おまんに、嫁さんになってほしいがじゃ。
 誰の?鈴は確認しました。
 ワシのじゃ。
 鈴は驚いております。
 ワシは、恥ずかしいけど、頑張ります。
 ワシは、おまんを幸せにするぜよ。
 ワシは本当に、鈴を大事にしようと思います。
 鈴を幸せにしようと思います。
 二人で仲良く、社長と奥さんを助けて、
 オリオン座をやっていくがです。
 それから、あともう1個言うがです。
 どうかワシの子供を産んでください。
 ワシは、子供が出来たら、男の子なら旭、
 女の子ならルリ子がいいと思います。』

太郎とすーずでタロタロリンリンリン!

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